エアコンのホコリが原因で電気代が高くなってしまうかもしれない!?
実はエアコンにホコリがたまっていると、冷暖房が効きにくくなるだけでなく、より電気代がかかる可能性もあるんです。
「最近掃除できてないから、、エアコンにホコリがたまっているかも…」と思わず心配になってしまった方もいらっしゃるでしょう。なぜエアコンにホコリがたまってしまうのでしょうか?
そこでこの記事では、ホコリがたまる理由と対策を解説します。室内を快適に保ちながら電気代を節約するための、毎日の習慣についてもお伝えします。エアコンのホコリ対策にぜひお役立てください!
目次
エアコンにホコリがたまる原因は?
エアコンのほとんどは、天井近くの高い位置に取り付けられています。その位置だとホコリはたまりにくいように思えますよね。けれども長年掃除をせずにいたエアコンの上や内部には、ホコリがたくさん蓄積されているんです。エアコンにホコリがたまってしまうのはなぜでしょうか。
吸い込んだ空気中のチリや汚れ
目には見えないものの、空気中には小さなホコリや汚れが多く含まれています。空気を吸い込み、部屋を温めたり冷やしたりするエアコン。当然ながら、汚れた空気やホコリもそのまま吸い込んでしまいます。
例えば車通りの多い道路に面していたり、室内でタバコを吸う人がいたりするおうちでは、空気も汚れがちで、エアコンの汚れにつながります。またペットの毛や花粉も、エアコンのフィルターにくっつきやすく、汚れの原因に。
使用頻度の高さ
エアコンをよく使う家庭では、ホコリがたまるのも早くなります。特にエアコンを長時間つける機会が多い冬と夏は、ホコリをたくさん吸い込んでしまいます。使えば使うほど、エアコンの内部にホコリや汚れがたまっていきます。
フィルターのお手入れ不足
エアコンのフィルターは、空気中のホコリや汚れをキャッチする大事なパーツです。フィルターをきちんと掃除しておかなければ、ホコリがうまく取れなくなります。結果として、エアコンの内部にホコリがたまりやすくなるのです。冷房や暖房の効きも悪くなり、電気代も高くなるのもデメリットです。
またフィルターが汚れていると、健康に悪影響を及ぼすリスクも生じます。フィルターを定期的に掃除し、キレイに保つことがエアコンを上手に使うコツと言えます。
エアコンのホコリを放置するとどうなる?
ホコリがたまっているのはわかっていても、高いところに設置されているエアコンを掃除するのは大変です。手が届かないため、お手入れも大変ですよね。
また下から見るとホコリが見えにくく、あまりたまっていないように感じられ、そのままにしている方も多いのではないでしょうか。長い間エアコンを掃除せず、ホコリがたまったままになると次のようなトラブルの原因となるケースも。
冷暖房効率の低下
ホコリがフィルターにたまってしまうなどにより、エアコンの空気を温めたり冷やしたりする能力が低下してしまうおそれがあります。温度調節した空気の流れがホコリに邪魔をされ、エアコンの効きが悪くなったと感じるかもしれません。
電気代の上昇
エアコン内部にホコリがたまると、たまっていない状態と比べてスムーズに空気を流せなくなります。必要以上に多くの電力を消費してしまうのです。またエアコンの効きが悪くなったと感じて、設定温度を上げたり下げたりするようになることも、電気代上昇の原因です。
健康への影響
エアコンは室内の空気を取り込み、冷風や温風に変えて外に出すことで温度調整します。内部にホコリがあると、外に出す空気と一緒に室内に広がります。ホコリで汚れた空気を吸い込むと、健康に悪い影響を引き起こす可能性が出てきます。特に免疫力の低い小さなお子さん、お年寄りは要注意です。
ホコリを取り除く簡単な手順
エアコンのフィルターやカバーにたまったホコリは、自分で掃除できます。ここからは、定期的にエアコンをメンテナンスする際の手順をご紹介します。
フィルターの掃除方法
ほとんどのエアコンは、フィルターを取り外して掃除ができます。簡単な方法で掃除が可能ですから、約2週間に1回のフィルター掃除をおすすめします。ただし、フィルターを取り外せない機種もあるので、事前に取扱説明書をよく確認した上でお手入れを行いましょう。
<フィルターの掃除手順>
- エアコンの電源を切る(危険が伴いますのではじめに確認します)
- エアコンの前面パネルを開け、フィルターについたホコリを掃除機で吸い取る
(取り外す前にあらかじめホコリを吸い取っておけば、周囲にホコリが落ちにくくなります) - フィルターを取り外して、残ったホコリを表面から掃除機で丁寧に吸い取る
- 取りきれない汚れは、水で洗い流す
- しっかり乾かして、元の位置に取り付けて完了
(フィルターが濡れたままだと、カビや故障のリスクとなるため注意)
エアコンカバーの掃除方法
エアコンはパネル上などになっている前面のカバーなど、周囲をプラスチック製のカバーで覆われています。この部分もお手入れが可能です。
<エアコン本体カバーの掃除手順>
- エアコンの電源が切れているのを確認
- 水で濡らし、硬く絞ったタオルで周囲を拭く
(故障の原因となるため必要以上に濡らさないよう注意します) - 乾いたタオルで乾拭きして完了。
エアコンの内部の掃除はNG
エアコンの吹き出し口から内部をのぞくと、ホコリのかたまりが見えた経験はありませんか?
一度見えると気になって掃除をしたくなるかもしれません。掃除方法としては次のようなやり方が考えられます。
- エアコンを分解する
- 吹き出し口から細長い掃除道具を差し込む
しかし内部を無理に掃除することはエアコンの故障にもつながりかねません。掃除は手の届く範囲にとどめておきましょう。どうしてもエアコン内部を掃除したい場合は、プロのクリーニング業者にお願いするのがおすすめです。
ホコリを軽減するための3つの習慣
精密機器であるエアコンの掃除はとても大変です。掃除できる範囲にも限りがありますから、日頃からのこまめなお手入れが重要になります。そこで日常的にできる、ホコリがたまりにくくなるような工夫についてご紹介します。今からお伝えする方法を習慣化すれば、お手入れの頻度も少なくて済みますのでぜひお試しください。
定期的な換気を心がける
室内の空気は、人やペットが生活しているだけでも汚れていく。
定期的に換気をして新鮮な空気と入れ替えると、キレイな状態を保てる。
窓がない部屋は、換気扇を回したり入り口の扉を開けて換気する。
掃除で室内をキレイに保つ
家の中をキレイに保つのも大切です。ホコリがたまらないよう、定期的に掃除を行いましょう。ホコリの出やすいカーペットや布団などをこまめに掃除機で吸えば、空気中のホコリも少なくできます。
空気清浄機を使う
次のようなケースでは、特に室内の空気が汚れやすくなります。空気清浄機を併用し、空気をキレイに保ちましょう。
- 室内でタバコを吸う人がいる
- 室内でペットを飼っている
- エアコンが料理をするキッチン近い
- 車通りの多い道路に面している
エアコンクリーニングでエアコンをキレイにしよう
定期的なエアコン掃除は、エアコンにホコリをたまりにくくしてくれます。中でもフィルターは空気中のホコリをキャッチし、エアコン内部に汚れがたまるのを防止する働きをしています。フィルターをいつもキレイにしておけば、エアコン内部に入るホコリを減らすことにもつながります。
一方、どれだけお手入れをしていても、エアコン内部の汚れは少しずつたまっていきます。汚れをそのままにしておくと、電気代が高くなったり、冷暖房が効きにくくなったりするおそれもあります。1年に1回はプロに依頼し、エアコン内部を徹底的にキレイにすることをおすすめします。
プロのクリーニングのメリット
プロにクリーニングを依頼すれば、エアコンをキレイに保ち、エアコンの効きがアップし、電気代も抑えられます。確かにクリーニングの費用はかかりますが、掃除による電気代が抑えられ、結果的には出費が減る場合も少なくありません。「プロのクリーニングはお金がかかる」と見送っていた方も、コストの面から再考してみてはいかがでしょうか。
また、プロならエアコンを分解できますから、すみずみまでキレイにしてもらえます。放出される空気がキレイになり、健康面でも安心できるのも大きなメリットです。